尿失禁について②「腹圧性尿失禁と骨盤底筋」

相模原市中央区上溝の鍼灸院 はりきゅう中野屋です。

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腹圧性尿失禁について

前回の説明でも軽く触れましたが、中高年女性に最も多いタイプなのでクローズアップしていきます。

『重い荷物を持ち上げた時、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。これは骨盤底筋群という尿道括約筋を含む骨盤底の筋肉が緩むために起こり、加齢や出産を契機に出現したりします。荷重労働や排便時の強いいきみ、喘息なども骨盤底筋を傷める原因になるといわれています。(日本泌尿器科学会HPから引用)』

骨盤底筋とは

保存的治療として尿漏れだけではなく、軽い骨盤臓器脱の防止にもなるとされている骨盤底筋について説明していきます。

位置は文字通り骨盤の底で前側の恥骨結合の辺りから後ろ側の尾骨までの範囲を横から、斜めから走っている筋肉の集合体です。

一般への説明としてはわかりやすく前から後ろへハンモック状の筋肉と言われています。一つの筋肉がドン、とあるのではなく小さな筋肉が深層、浅層にわかれて存在しています。

上記のような脆弱化するファクターがあり、ふいに腹圧がかかったときに尿漏れを引き起こします。また、骨盤底筋は尿道-膀胱、膣-子宮、肛門-直腸を吊るしています。この力が弱くなることで骨盤臓器脱が生じます。

次は骨盤底筋体操について説明します。

はりきゅう中野屋

相模原市中央区上溝2429-1
TEL:042-854-8914【非通知電話は出ません】
受付時間:午前9時~12時、午後2時~7時

日曜日、水曜日は休み

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