8/25メノポーズ研修会 8/26災害医療研修会に参加しました

相模原市で更年期障害を鍼灸治療で改善するはりきゅう中野屋です。

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更年期と加齢のヘルスケア神奈川支部の研修会に参加しました

藤沢商工会館ミナパークで19:00~21:00まで行われました。

10月6日土曜日にメノポーズ(更年期)カウンセラー認定試験があります。研修会の内容は認定試験に向けた内容です。

まず老化について学びました。細胞の老化では細胞は限られた回数しか分裂・増殖ができないといわれています。発見した学者の名前から『ヘイフリックの限界』と言われています。ヒトでは50回程度の分裂が行われるそうです。

ヒトの細胞は染色体のテロメアという末端を保護する部分が細胞分裂のたびに長さが短くなり、ある程度テロメアの長さが短くなると細胞の老化が始まるそうです。

機能の老化は免疫機能は自然免疫系と獲得免疫系があり加齢に伴い獲得免疫系の低下が顕著に現れるそうです。免疫にかかわる細胞として骨髄の造血幹細胞からB細胞、胸腺からT細胞が作られるが、萎縮や機能低下により免疫力の低下につながります。

老廃物の蓄積は活性酸素説と言い錆びた状態を指します。錆びた細胞が正常に機能できないと老化につながり、糖化反応説は糖にはタンパク質とくっつく性質があり糖化(AGEs)現象といい焦げた状態を指します。糖尿病、高血圧、高脂血症と関係が深いです。

更年期の一般的な検査の中でも『健康マーカー』として骨密度の測定、動脈硬化の程度、加齢マーカー(IGF-1、DHEAs、AGEs)、酸化ストレス(d-ROM)と抗酸化力(BAP)体組成測定、遺伝子検査(老化:テロメアとサーチュイン)についての解説を聞きました。

災害医療研修会に参加しました

横浜・阪東橋の会場で10:00~16:50まで行われました。

災害医療の基礎知識は内容盛りだくさんです。自己完結、CSCATTTがキーワード、豪雨災害に必要な知識では自然災害は気象(雨、風、台風、雷、雪、雹)、地質(地震、火山、津波など)、その他(伝染病、隕石)の分類を学びました。ハザードマップ、避難情報(避難指示>避難勧告)浸水後の車両や墜落したソーラーパネルの取り扱いは感電の恐れがあるので注意が必要というものでした。

鍼灸災害医療を考えるでは基礎知識で出てきたトリアージやバイタルサインの重要性、日常の臨床で生かさなければいけない理由、災害の発災後は呼吸器疾患が多く、中でも肺炎、感冒が多い。3か月以上経過すると多くの方が慢性疲労を訴えるそうです。最後は鍼灸師のための豪雨災害スキルアップ。熱中症、感染症(カゼ、気管支炎、肺炎)についての解説から各症例に基ずく診断推論をしました。

全体的に長い時間を考慮して、飽きないよう、眠くならないよう各コマ出席者参加型の講義であっという間の時間でした。

30年以内に起こるだろうと予想される南海トラフ地震ではありとあらゆる医療に携わる人が対応しても対応しきれないので、すでに一般市民にトリアージについて講習して訓練している地域もあるそうです。バイタルサインや診断推論は災害のみならず、日常の臨床にも役立つものです。来年の研修会には声掛けして仲間を増やそうと思いました。

※バイタルサイン(生命兆候):体温、脈拍、呼吸、血圧、意識、尿量(の各項目を確認すること)

はりきゅう中野屋

相模原市中央区上溝2429-1
TEL:042-854-8914(予約制)
受付時間:午前9時~12時、午後2時~7時
定休:日曜日・水曜日

 

 

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