相模原市の慢性病治療を得意とする鍼灸院 はりきゅう中野屋 服部政博です。

平成28年11月八王子はり研究会第二例会に出席しました。まずは会務報告の後に「実技目標の読みあげ」から始まります。特に誰かが読むとは決まっていないようなので、最近は私が進んで読んでいます。一緒に習っている「新人」では最も年寄りなので若い人と同じことをしていたら追いつけないと思うからです。

1時間目は基礎講義で内容は「四診法(ししんほう)」について。四診法とは望診、聞診、問診、切診の四通りというか四方向から患者様の状態を診察する方法であります。望診では気持ちを推し量るのに目つきなどを参考にします。聞診は声やにおいなどで体の状態を察する。問診は西洋医学同様に患者様の症状の訴えを確認し、家族についてや食欲、睡眠などを尋ねます。切診はもっとも重要な「脈診」についてです。各項目毎に詳しい解説を頂き臨床の患者様を思い浮かべ点と線がつながります。

2時間目は症例発表で「股関節症」です。60代女性の股関節内側の痛みについて発表者から患者様の特徴やほかの症状、初診から症状が軽減した内容を披露して頂きました。その後、参加者から質問をうけその中で証についての検討や意見など出ます。臨床では教科書通りに行かないことが多いのです。この研究会はより臨床に役立つ内容となっているので例えば腹症と脈診が一致しない場合など詳しく解説して頂けます。

午後は実技です。前回習ったことを臨床で実践していますが、容赦なくダメ出しがきます。自分では教わった通りにやっているつもりでも時間の経過と共に「自己流」になるのだから当たり前のことです。自分の技術を客観的に意見してもらえることは普通ないことですし、「いっぺん始めたらコツコツ」継続するのが私の流儀です。

自分が患者役の時は2~3人の方に切診などして頂きますが、十人十色いろんな手の状態で見た目はごつごつしてそうなのに触れているのかどうかわからない手、温かくてマシュマロのような弾力の手など貴重な体験もできます。果たして自分の手はどんな「手」の印象なのでしょうか。